付加価値率

付加価値率
付加価値率=(売上-変動費)÷売上高×100

付加価値は、売上から商品仕入原価、材料費、外注加工費といった変動費を差し引いた残りで、変動損益計算書で示される限界利益と実務の上では同じです。(「付加価値」は、自社が生み出した価値を見る目的のもので、一方、「限界利益」は、変動費を引いた残りで固定費をまかなえるか採算性を見るものですが、結果として、売上から変動費を差し引いたものになりますので、目的は違えど実務上では同じと考えていいでしょう。)

付加価値率は、売上を上げると直接的にどれくらい儲かるかを示しており、「商品力の強さ」を表すものと言えます。

(注)(1)の「売上総利益」と、「付加価値」の違いについて
卸売業や小売業では売上総利益=付加価値ですが、製造業や建設業の場合は売上総利益の計算につかう売上原価のなかに変動費と固定費が混在していますので、売上総利益<付加価値 になります。

ナンバーワンよりもオンリーワンとよく言われますが、自分のところにしかないオリジナリティーのある商品や製品を扱っている会社は付加価値率が高く、収益性も高い優良企業と言えます。