戦略MG(マネジメントゲーム)

会計とは会社経営のルールです。何事もルールを分かっていなければ思い通りの結果は出ません。中小企業の経営者の何%の方が決算書(貸借対照表・損益計算書・キャッシュ•フロー計算書)が分かって、そのうちの何%の方が戦略的な事業計画及び経営計画が作れているでしょうか?経営計画書には社長とその家族だけにとどまらず、全社員とその家族の幸せな未来像を社長自らが描かなければいけません。そんな重要不可欠な計画がない、もしくは、まさか他人に任せてはいませんか?

会社の発展と衰退がリアルに見えてくる!

参加者1人1人が製造業の経営者となって、資金調達、設備投資、人員採用、宣伝広告、研究開発、リスクマネジメントなど様々な意識決定を行い、わずか1日で3年分の経営を現実さながらに体感することができます。数字が苦手でも、決算書がわからないくても、ゲームを楽しみながら経営感覚やコスト感覚が養われ、現金出納帳の現金残高を意識しながらゲームを進めていくことでキャッシュ•フロー感覚が自然と身につき、『儲かる仕組みや戦略的な思考と行動』を体感していただくことで、貸借対照表(B/S)、損益計算書(P/L)、さらにもう1日合わせて5期5年分の研修でキェッシュ•フロー計算書(C/F)が理解し活用できるようになります!たかがゲームと侮れない驚異的な効果!たった1日間の研修で経営者としての、また経営幹部としての『戦略会計スキル』が劇的に進化します!この研修から『アントレプレナーシップ』に気付き、身につけることで、勝ち続ける強い会社作りが可能になります!

社員研修として1万社以上に導入され、500万人以上が受講、全国1000校以上の学校で授業として取り入れられ、教育者や大手企業経営者から最高の教育研修ツールとして絶賛される、経営シミュレーションゲーム!【戦略MG(マネジメントゲーム)】

戦略MGとは

昭和51年に開発された経営シミュレーションゲームです。既に1万社以上の企業で社員研修として導入されたり、1000校以上の学校で授業として取り入れられている人気の研修です。企業経営の概略や利益構造、コスト構造を学び、戦略的で活きた会計学をゲームを通して楽しみながら身につけることができる最高の教育研修ツールです。

1卓が1つの市場で4名〜6名の参加者全員が製造から販売までを一貫して行う製造業の経営者として2日間で5年分の経営を行います。参加者はまず資本金を元手に創業し、材料購入、設備投資、人材採用、広告宣伝、商品販売などといった意思決定やトラブルなどの問題解決を行い経営していきます。

各自意思決定により、現実の経営と同様に売上や利益は大きく変わります。

決算を繰り返す中、黒字経営に成功して経常利益を生み、法人税や株主配当を支払うことになる経営者もいれば、赤字経営に陥り、資金ショートして倒産の危機を経験する経営者もいます。

それもすべて経営者自身の意思決定によるものです。

戦略MG研修で経営を疑似体験することによって、先見力を養い現実の経営でも現状を立て直したり、利益を出すためには、どう考えどう行動すべきか、より卓越された意思決定ができるようになります。

参加対象

  • 経営者および経営幹部の方
  • 後継者の方
  • 起業を考えている方
  • 意欲的な社員の方
  • コンサルタントの方
  • 士業の方
  • 経営や会計を学んでいる、また興味のある学生の方

数字が苦手な方、決算報告書がわからない方、大歓迎です。この研修で『戦略会計』と『的確な意思決定』のスキルが劇的に進化します。

体感し議論することで得られる学び

「稼ぐ力」を高め、会社も人財も成長に導くためのトレーニングツール

戦略MGは、一方的に受講者に知識を伝達する従来の講義スタイルとは異なり、参加者ひとりひとりがゲーム形式で会社を起業し経営し、経営活動のさまざまな意思決定を実践していく能動的学習(アクティブ・ラーニング)です。

経営を疑似体験(シミュレーション)し、ゲーム参加者と経営成績を競いながら楽しんで、経営戦略思考と実務に役立つ会計思考を学ぶことができます。

戦略MGマネジメントゲームは「人生ゲームの経営者版」として、自由・自立の精神を身につけ「自ら考え行動する人財」づくりの強力な研修ツールです。

  1. すべての意思決定を一人でする一人経営=モチベーション(人財活性化)
  2. 研修用ツール(ゲーム盤やチップ、帳票など)を使う=クリエーション(創造性開発)
  3. 結果を自分で出す=決算をする=パフォーマンス(利益思考)

企業経営の3つのポイントを理解する

改善点が一目瞭然!『戦略会計STRAC』

研修の流れ

  1. 会社設立、社名を決める
  2. ルール説明と第1期同時進行
  3. 第1期の決算報告書作成
  4. 第2期を実習
  5. 第2期決算報告書作成
  6. 第3期経営計画作成
  7. 第3期以降を実習
  8. まとめの講義、感想文、表彰式
  9. 懇親会

ルール説明

ゲームの設定と流れ

  1. プレイヤー全員が各々「会社の社長」となり、一人経営を行います。
  2. 1つのテーブルが同じ商圏になっており、5社~6社が競合します。
  3. 資本金は300万円です。
  4. 工場には機械を導入しワーカーを雇い、営業所にはセールスを配置し、原材料の仕入や商品の生産、販売を通じて製造販売会社を経営します。
  5. 参加者はじゃんけんで親を決めてカードを順番にひき、設備投資・人材採用・仕入・製造・販売などの意思決定を行い会社を成長させます。時々、リスクカード(好機と損失)が出ます。

販売は市場を囲む各社での「入札制」です。世の中には自社とお客様とライバルしかいません。よって市場の競争原理が働き計画通りの価格で販売するためには、自社とライバルを意識した戦略と戦術が必要になります。

意思決定 1回につき行う内容 (ルールA)

設備投資

  1. 「設備投資します」と宣言する。
  2. 大型機械(200万円)、小型機械(100万円)どちらかを購入する。

※創業期には創業支援補助金制度を利用できます。(サイコロを振って奇数出れば成功、偶数が出れば失敗となり、成功すれば大型機械の導入費用の1/2が補助され、100万円で設置することができます。)

ワーカー・セールスマンを採用する

  1. 「採用します」と宣言する。
  2. 白いワーカー・セールスマンを会社盤に配置する。
  3. 1人あたり5万円の採用コストがかかる。
  4. 1度の意思決定で何人でも採用できますが、会社都合で退職をさせることはできない。

材料を購入する

  1. 「材料購入します」と宣言する。
  2. 東京・大阪・名古屋・福岡・札幌・仙台から材料を購入する。複数箇所から購入しても構いません。
  3. 自分の会社盤の材料倉庫に置く。

マーケットごとに表示してある青い部分が、そのマーケットでの材料の仕入基準単価となります。

※マーケットに材料が無くなった場合は、ストック部分の海外市場から1個16万円で仕入れることもできます。

完成・投入

  1. 「完成・投入します」と宣言する。
  2. 材料倉庫にある材料を工場に動かす。(投入)
  3. 工場にある仕掛品を営業所に動かす。(完成)
  4. 材料1個あたりそれぞれ投入2万円・完成1万円のコストがかかる。

例えば投入2個、完成2個した場合は6万円かかります。

1度の意思決定で完成と投入は同時に行うことができます。材料は必ず完成から先に動かします。投入したものをその回でそのまま完成に持っていくことはできません。1度の意思決定につき1工程ずつです。

※投入:倉庫から工場に材料を移動して製造段階に入ること。完成:工場で製品として完成し、営業所に移動(販売可能な状態)すること。

※完成・投入できる数は、機械の生産能力の範囲内で行います。大型機械の場合:生産能力4個 小型機械の場合:生産能力1個(それぞれワーカー1人必要)小型機械にはアタッチメントを付けることがかので、その場合生産能力が1個上がります。

商品を販売する

  1. 「販売します」と宣言する。
  2. 東京・大阪・名古屋・福岡・札幌・仙台で商品を置き販売する。複数箇所で販売しても構いません。
  3. 他社も商品を持っていたら入札に参加できる。
  4. プライスカードで売りたい値段を決める。
  5. 親が「準備はできましたか?」「せーの」でプライスカードを出し、声に出して値段をコールする。
  6. 安い値段をコールした人が販売できる。
  7. 親はプライスカードの表示価格から2マイナスした数字をコールできる。

市場ごとに、マーケットボリュームと販売価格の上限が設定されています。

例えば名古屋だとマーケットボリュームは9個まで、販売価格(緑色の部分)は最高28万円という設定です。

すでに名古屋のマーケットに2個入っていた場合、7個しか置くことができません。最大で9個までです。また価格は最高28万円までとなり、例えば29万円では販売できません。

意思決定カードをひき「販売します」と宣言した人が親となります。例えばプライスカードで28万円を出す場合、声に出して言う値段はマイナス2万円 「26!」とコールすることができます。「声に出して言う値段が安い人が販売できます」実際の売上金額は「口に出して言った金額ではなく、プライスカードで出した金額」です。

広告を行う

  1. 「広告します」と宣言する。
  2. 赤いチップを会社盤に置く。
  3. 1枚10万円で1度に何枚でも購入可能。
  4. 1枚で2個販売能力が上がる。
  5. セールスマン1名につき2枚まで有効。

研究開発投資

  1. 「研究開発します」と宣言する。
  2. 青いチップを会社盤に置く。
  3. 1枚20万円で1度に1枚ずつしか買えません。

1枚買うごとに、入札時に値段をいう時に2万円マイナスしてコールすることができます。

【子 青チップ1枚持っている】 プライスカード 30の場合、「28!」とコールできる。

【親 青チップ1枚持っている】 プライスカード 34の場合、「28!」とコールできる。

コールした数が間違えていた場合は、コールミスとなり競争に負けてしまいます。

いつでもOKのBルール。ただし意思決定カードを開けてしまってからは無効

保険

  1. 火災・盗難時に保険金が受け取れます。(火災:8万円、盗難:10万円)
  2. 1枚のみ購入可能で1枚5万円で購入。

PAC生産性

  1. 機械1台につき生産能力が1個プラスされる。
  2. 1枚のみ購入可能で1枚10万円で購入。

マーチャンダイザー

  1. 材料を2万円安く購入できる。
  2. 1枚のみ購入可能で1枚10万円で購入。

さらに詳しくは、こちらの動画をご覧ください。

当日の持ち物・服装

持ち物

  • シャープペン(HB以上の濃い芯のもの)
  • 消しゴム
  • 電卓(打ち込み易い大きさのもの)

 あると便利なもの

  • 消せるボールペン
  • 蛍光ペン
  • 定規

服 装

  • 軽装(普段着)の動きやすいもの

受講料

1Day(8時間) 3期〜5期

受講料 通常価格20,000円(税別)→会員価格2,500(税別)


研修風景